PROFILE

宇山近景

人形・マスコット作家
宇山あゆみ

1969年、東京生まれ。
なつかしくてカワイイ「昭和メルヘン」をテーマに創作を行い、昭和の少女洋品・生活洋品のコレクターでもある。中でも、ポーズ人形・フランス人形コレクションは日本一。高度経済成長期に生産、消費され、処分されてきたものにこそ、素敵なものがたくさんあったことを再確認。コレクション本、手芸本、絵本など、著者本多数。企業とのコラボグッズの企画やプロデュースも手がける。

幼少期からの「もの集め」と「もの作り」が好きで、常に得意だった科目は、図工、家庭科、理科の観察、体育(水泳以外)、国語。(※幼少期については、著者本『パンダとバンビ』のエッセイに詳しい。)
そのまま大人になり、女子美術大学産業デザイン科へ入学。在学中は、グラフィックデザイナーを目指すものの、課題の難しさについていけず、バンドサークルでBassを片手にビートルズを練習する日々。卒業後は、明確な目標もないまま、デザイン会社に広告やカタログのデザイナーとして勤務。一年後、もう少し自分の趣味に近い仕事がしたいと思い、雑貨メーカーに入社。ぬいぐるみやバッグのデザインなどを担当。そこで、海外テイストの作風を求められるほどに、昭和生まれの日本人である自分と向き合うことになり、自分のおいたちを想い出すようななつかしグッズを集め始める。中でもポーズ人形との再会はその後の職業を決定づけるものとなる。
その頃、イラストレーターのタケヤマ・ノリヤ氏の作品に出逢い、「なつかしくてカワイイ」テイストに目覚め、グループ展にて文化人形やバンビマスコットなどの作品を展示。そのほとんどがSOLDとなり、それをきっかけに3年間務めた会社を後にして、フリーの人形作家に。
96年から、タケヤマ・ノリヤ氏とのユニット「ファンシー・ゲリラ」として、企業とのコラボ商品を手がけ、雑誌連載や二人展などで活動開始。N.Y.でのグループ展にも参加。
2001年、初の著者本『想い出マスコットアルバム』(雄鶏社刊)の出版を機に、その後、コンスタントにコレクション本を刊行。各玩具メーカーと昭和テイストのグッズを制作。
2010年には、手芸本を含む4冊を出版。現在も骨董市や骨董屋などに通い「昭和メルヘン」コレクションは日々増え続けている。

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